2012年9月29日土曜日

アンドリュー・フォン・オーエン ピアノリサイタル

シンフォニーホールにて久しぶりの生のクラッシックピアノリサイタル。
ベートーベン、ショパン、ラベェル、全8曲。
時に哀しく、時に激しく、時におおらかに、彼の手が鍵盤の上で躍動していた。
全身から音楽があふれていた。
徐々に引き込まれて体が前のめりになるようにして聴いた。
パンフレットの彼は映画俳優並みのハンサム、残念ながら顔まではよく見えない。
素敵な音楽を聴けた幸せな日だった。
きっと他の聴衆も同じ面おいだっただろう拍手はなりやず、アンコールに2曲も答えてくれた。
鳴り止まない拍手に、最後にはメッセージもくれたが英語だし、マイクはないしでわからなかった。
彼も私たちの感動を感じてくれたように思った。
きっと誠実な人柄なんだと思う。

2012年9月17日月曜日

大沢在昌著「海と月の迷路」

毎日新聞夕刊連載小説が終わった。
とある島の炭鉱に赴任した若い警察官の物語。
ミステリーは島独特の気風の中で起こった。
満月の夜、少女が暴行されて殺され、髪の毛が一部切り取られる。
過去の同じような事件も事故とみなされていた。
孤立しながらも警官はコツコツと調べて意外な犯人にたどり着く。

新しい連載は白石一文著「神秘」。
癌を告知された主人公の様子から始まる。
どんな展開になるのか、少しずつしか進まないのが連載小説の楽しみだ。

桐野夏生著「だから荒野」

毎日新聞朝刊連載小説「だから荒野」が終わった。
「これは映画になる。」と思いながら読んでいた。
子育ても夫婦も難しい時代、きっと共感しながら読んでいた人も多いと思う。
主人公、朋美のように家出して自分を振り返る勇気と行動力を発揮できない人がほとんど。
子育ての難しさ、夫婦の葛藤、自分はそのような時期をとうに過ぎている。
けれど通ってきた道。
だから、ある種憧れながら、自分を重ねるようなところもあるかもしれない。
毎日新聞連載は新しい小説になった。
池澤夏樹著「アトミック ボックス」
新しく始まった夕刊の小説と同じに“病気”から始まって暗いかなあと思っていた。
しかし、「アトミック ボックス」はミステリーということなので楽しみだ。

2012年9月15日土曜日

徹子の部屋

毎日録画してみている。
徹子さんの話の聞き方、興味の示し方、すべて共感を持ってみる。
ま、大好きといっていいまも。
それで、出演された人にも興味を持ってしまう。
茶屋町ドラマシティでの公演「ルーマーズ」のチケットも手に入れた。
時々、大阪でも公演があるけれど、すぐに売り切れてしまうので梅芸会員になってやっと手に入れた。
それから先日は林真理子さん。
話を聞いてさっそく林真理子著「美貌と処世」を読んでいる。
すっきりな書き心地が面白い。

2012年9月9日日曜日

宇江佐真理著「雷桜」

初節句に祝いの席から誘拐された一人娘「お遊」が主人公。
初節句の日は雷が鳴り響いて瀬田山に落ちた。
お遊の父母、兄弟の悲しみや日々の暮らし、瀬田山のもつ不気味な山深さ。
お遊はなかなか登場してこない。
しかし、登場するやいなや、大きな存在感で読み進ませてしまう。

宇江佐真理の本は時々読みたい気持ちにさせる。
「雷桜」は最初から一気に読ませて夜更かしして1日で読んでしまった。

2012年9月8日土曜日

冲方 丁著「天地明察」

児玉清氏が「週刊ブックレビュー」の時間に取り上げられていた。
直木賞や芥川賞に比べて本屋大賞がマスコミに取り上げられないのが惜しい。
とてもいい作品があるのにと評されていた。
彼が亡くなり「週刊ブックレビュー」がなくなったのが残念。

本屋大賞があるのも知らなかったので早速買ったのが2010年受賞の「天地明察」だった。
それが映画になるという。
たくさんのと登場人物を映画でどう表現されるか楽しみだ。
「えん」役の宮崎あおいはぴったし。
岡田准一がひょうひょうとどこかおかしく面白く、それでいて真直ぐで数学をこよなく好き。
(本を読みながらのイメージ)
そんな安井算哲をどう表現してくれるのだろう。

友人が文庫になった本を買ってきたので、映画を観る前に読み返した。
といってもこの頃は読んだけれど、忘れていて、読みながら「そやそや」と思い出すのだ。
自分の「天地明察」は本回覧で帰って来ず行方不明。

本屋大賞、湊かなえ著「告白」、小川洋子著「博士が愛した数式」の映画もよかった。
今年の本屋大賞の三浦しおん著「舟を編む」はまだ読んでいない。

2012年9月4日火曜日

映画「最強の二人」

フランス・パリの実話を元にしているという。
脊椎損傷の障害を持つ大金持ちの世話をする黒人青年との出会いは、失業保険を貰う為に面接を受けたことに始まる。
お金持ちの雇い主に対しても遠慮がない青年は美しい瞳が印象的な俳優オマール・シー。
また、大柄で体格のいい彼は車いす対応車から乗用車へ軽々と抱いて移動させる。
一方、庭師がいて、秘書がいて、自家用ジェット機を持ち、誕生会に室内管弦楽団を家に呼ぶ、まさに知らない世界に住む金持ちもハンサムはフランソワ・クリュゼ。
青年は雇用主に無頓着に、しかし誠実に向かい合う。
二人の心はどんどん近くなるが離れなければならない時がくる。
素敵なラストシーンにジ~ンときた。

現在、彼らはお互いによき伴侶と暮らし、今も心を通わせているという。
フランス歴代2位の観客動員数だというが、本当にいい映画だった。